だるまを買う時期は、「正月でなければいけない」と一つの日に決まっているわけではありません。新年の縁起物として迎える人がいる一方、だるま市に合わせる人、受験・開業など新しい目標が決まった段階で用意する人もいます。
買う時期を決めるポイントは、「正月に迎えたいのか」「だるま市で選びたいのか」「特定の願掛けを始めたいのか」を先に分けることです。
特に注意したいのが、「だるま市=すべて1月」と考えないこと。開催日は地域によって異なり、高崎のように年始に開かれる市もあれば、東京・深大寺のように3月に行われるだるま市もあります。
| 今の状況 | 買う時期の考え方 | 今買う?待つ? |
|---|---|---|
| 新年から新しいだるまを飾りたい | 年始に使い始められるよう、購入先を年末までに確認する | 早めに確認 |
| 地元のだるま市で選びたい | 市の開催日を確認し、その日に合わせる | 開催日まで待つ選択もあり |
| 受験・資格試験の願掛け | 試験までの日数ではなく、目標が固まり願掛けを始めたい時点で用意する | 目標が決まっているなら待つ必要は薄い |
| 開業・開店・新しい仕事の節目 | スタート日に合わせ、必要なら名入れや配送条件を先に確認する | 手配が必要なら早めに動く |
| 特に期限はなく、縁起のよい機会に買いたい | 正月や地域のだるま市を候補にする | 好みの機会まで待てる |
だるまを買う時期に一律の「正解」はない
だるまと正月の結びつきは強く、年始は購入機会が目立つ時期です。
たとえば、縁起だるま発祥の寺として知られる少林山達磨寺では、縁起だるまが正月七草大祭の縁日に売られるようになった歴史が案内されています。また、高崎市が開催した2026年の高崎だるま市は1月1日・2日でした。
一方で、「1月を逃したら次の正月まで買えない」というものでもありません。少林山達磨寺では縁起だるまについて来山での受け取り予約や郵送申し込みも案内されており、だるま市当日だけが入手機会というわけではありません。
そのため、検索している時点ですでに受験・開業・仕事上の目標などが決まっているなら、正月まで待つことより、願掛けを始めたい節目に合わせる方が自然です。
だるま市で買いたいなら「何月」より開催日を確認する
だるま市で購入したい場合は、一般的な「買い時」を探すより、行きたい地域の開催日を調べる方が確実です。
実際に、代表的なだるま市だけを見ても時期は同じではありません。
| だるま市・行事 | 公式情報で確認できる時期 | 時期を見るときの注意 |
|---|---|---|
| 高崎だるま市 | 2026年は1月1日・2日に開催 | 翌年以降の日程はその年の公式発表を確認 |
| 少林山七草大祭だるま市 | 少林山達磨寺の年間行事では1月6日・7日 | 時間・出店内容・交通規制などは最新案内を確認 |
| 深大寺 厄除元三大師大祭・だるま市 | 深大寺の年間行事では3月3日・4日 | 「だるま市は1月だけ」とは限らない |
この違いは、だるまの買い時を考えるうえで重要です。
「新年から飾りたい人」と「有名なだるま市へ行って選びたい人」では、同じだるまでも購入日が変わります。特定のだるま市が目的なら、正月に別の場所で急いで買う必要はありません。
反対に、「1月1日から新しいだるまと一年を始めたい」という人が3月のだるま市まで待つと、自分が考えていた使い始めの時期とはずれてしまいます。
正月用なら「買う日」より、いつから飾りたいかで決める
一年の目標や家内安全、商売繁盛などを願って新年からだるまを置きたい場合は、年が明けてから購入先を探し始める必要はありません。
まず決めたいのは次の3点です。
- 年明けからすぐ飾りたいのか
- 初詣やだるま市で購入すること自体を大切にしたいのか
- 前年のだるまを返納してから新しいだるまを迎えたいのか
年始から飾ることを優先するなら、年末のうちに販売・授与状況を調べ、必要なら先に確保する方法があります。
一方、正月のだるま市で選ぶ体験を重視するなら、開催日まで待つ方が目的に合っています。
正月用品でも購入時期の考え方はそれぞれ異なります。しめ飾りや門松については正月飾りを買う時期と飾り始めるまでの準備、縁起物の熊手については熊手を買う時期と酉の市に合わせる考え方も参考にしてください。
受験・開業のだるまは「○週間前」と決めなくてよい
受験用のだるまについて「試験の何週間前に買うべきか」、開業用なら「開店の何か月前がよいか」と気になるかもしれません。
しかし、すべてのだるまに共通する準備期間が公式に決められているわけではありません。根拠のない日数を基準にするより、必要な手配の有無から判断した方が実用的です。
受験・資格試験なら、願掛けを始めたい時点
志望校や資格試験など目標がすでに決まっている場合、「正月ではないから待つ」と考える必要はありません。
購入後すぐに願掛けを始めたいのであれば、その時点が購入候補になります。試験直前まであえて待つ理由もないため、無理に「試験○日前」と期限を作らなくて大丈夫です。
開業・開店なら、追加手配の有無を先に見る
通常のだるまを店頭で購入するケースと、社名などを入れただるまを手配するケースでは、必要な時間が異なります。
たとえば少林山達磨寺でも名入れだるまの申し込みが案内されています。名入れ・特注・配送などを利用する場合は、「開業の何日前」と一般化せず、利用する販売元が示す受付条件や受け取り時期から逆算してください。
今買うか、だるま市まで待つかの判断フロー
迷っている場合は、次の順番で考えると購入時期を絞れます。
- 使い始めたい日があるか
あるなら、その日までに手元へ届く方法を優先します。 - 特定のだるま市で買いたいか
買いたい市が決まっているなら、公式の開催日を確認します。 - 名入れ・特注などが必要か
必要なら、先に受付期間・納期・受け取り方法を確認します。 - 単に「縁起がよい時期」を待っているだけか
すでに願掛けを始めたい目標があるなら、正月まで待つ必要性は高くありません。
つまり、「正月だから買う」のか、「だるま市で買いたい」のか、「今日から願掛けを始めたい」のかで答えが変わります。
前年のだるまを返してから買い替えたい場合は?
前年のだるまを持っている場合、新しいだるまを買うタイミングと返納時期をセットで考える人もいます。
ただし、返納・供養の受付方法は寺社によって異なります。
少林山達磨寺では、1月15日に大きなだるま供養法要を行うほか、小規模な供養法要を年数回実施し、供養受付自体は毎日9時〜17時と案内しています。これは少林山達磨寺での例であり、すべての寺社が同じ日程・条件ではありません。
そのため、「1月15日まで古いだるまを持っていなければならない」「返納してからでないと新しいだるまを買えない」と一律に考えず、返納したい寺社の受付方法を確認してください。
2027年用のだるまを考えているなら、秋〜年末に日程を再確認
2026年8月時点から次の正月に向けてだるまを考えている場合、過去の開催日だけを見て予定を確定しないことが大切です。
高崎だるま市は2026年に1月1日・2日で開催されましたが、過去の実績をそのまま2027年の確定日として扱うことはできません。少林山達磨寺などについても、行事日だけでなく出店・交通規制・受付時間などの最新案内を確認してから出かけるのが安全です。
特に遠方のだるま市へ行く予定なら、開催日だけでなく次も確認しておきましょう。
- 開催時間
- だるま販売の有無
- 交通規制や駐車場
- 持ち帰り方法
- 古いだるまの返納を受け付けているか
まとめ|だるまは「正月かどうか」より目的に合わせて買う
だるまをいつ買うか迷ったとき、全員に共通する一つの月を探す必要はありません。
- 新年から飾りたいなら、年始に間に合うよう購入先を先に確認する
- だるま市で選びたいなら、地域ごとの開催日に合わせる
- 受験などの願掛けなら、目標が決まり始めたいと思った時点が候補
- 開業用で名入れなどが必要なら、販売元の受付条件から逆算する
- 翌年のだるま市は、前年の日程を確定情報として使わず最新発表を確認する
「何月に買うのが正しいか」ではなく、「いつから願掛けを始めたいか」「特定のだるま市で買いたいか」を先に決めると、自分に合う購入時期を判断しやすくなります。
だるまの購入時期は、目的だけでなく販売・授与状況、在庫、配送、地域の行事日程などでも変わります。この記事の時期整理は一つの考え方として参考にし、最終的な購入日や返納方法はご自身で判断してください。購入前には、寺社・主催者・販売元が案内する最新の日程や販売条件も確認しておくと安心です。

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