引っ越し先のカーテンを新しく買うとき、「入居の何日前に買えばいい?」「内見のときに買ってしまっていい?」と迷いやすいものです。
カーテンは家具のように「1か月前なら正解」と一律に決めるより、新居のカーテンレールを正確に採寸できた日を購入判断のスタートにするのが現実的です。サイズが確定していない段階では購入を急がず、採寸できたら既製品かオーダーかを決め、入居初日までに受け取れる商品を選びます。
特にオーダーカーテンは注文後すぐに受け取れるとは限りません。2026年8月14日時点の公式案内では、ニトリはオーダーカーテンの仕上がりを「おおよそ10日~2週間」、無印良品は注文から「約10日~14日」と案内しており、商品や混雑状況などによってさらに日数がかかる場合があります。
引っ越しのカーテンは「何日前」より4段階で考える
| タイミング | やること | 購入するか |
|---|---|---|
| 物件決定~採寸前 | 窓数・カーテンレール・必要な機能を確認する | 本購入は急がない |
| 正確に採寸できる日 | レールの幅・丈・窓ごとの必要枚数を測る | ここから購入判断を開始 |
| 採寸後 | 既製品かオーダーかを決め、納期を確認する | 条件が合えば注文 |
| 入居初日まで | 受け取り・取り付けを済ませる | 少なくとも目隠しできる状態にする |
ポイントは、「入居日から何日前か」ではなく「正しいサイズがいつ確定するか」です。
内見時に採寸できれば、その日から比較を始められます。一方、入居直前まで正確に測れない物件なら、早い時期に適当なサイズを注文するより、商品候補だけ決めて採寸を待つほうが買い直しを避けやすくなります。
採寸できたら、既製品とオーダーで購入期限を分ける
既製カーテンは在庫と受取日を確認できれば直前でも対応しやすい
既製カーテンは、必要なサイズが販売されていて店頭在庫があれば、そのまま持ち帰れる場合があります。そのため、オーダー品より引っ越し直前の調整がしやすい選択肢です。
ただし、「既製品だから前日でも大丈夫」とは限りません。希望する丈・色・機能の在庫がない可能性があり、通販では配送にも日数がかかります。
既製品を選ぶ場合も、採寸後は先延ばしせず、次の3点を確認してから購入すると判断しやすくなります。
- 必要な幅・丈の在庫があるか
- 入居初日までに受け取れるか
- 通販なら配送先と受取可能日が合っているか
オーダーカーテンは「2週間前なら大丈夫」と固定しない
オーダーカーテンを予定している場合は、採寸できた後の優先順位を上げたほうがよいでしょう。
2026年8月14日時点では、ニトリの公式FAQで仕上がりがおおよそ10日~2週間、無印良品では約10~14日と案内されています。ただし、ニトリは生地・メーカー・注文内容やメーカー休業日などによって異なると案内し、無印良品も混雑時は14日以上かかる場合があるとしています。
つまり「入居2週間前に注文すれば間に合う」とは限りません。採寸できたら商品を決め、注文画面や店舗で表示される実際の仕上がり日・お届け可能日が入居日に間に合うかを確認してから注文するのが重要です。
また、オーダー品は注文後の変更が難しい商品があります。無印良品のオーダーカーテンは、注文後のキャンセル・返品・交換・サイズ変更ができないと案内されています。採寸を曖昧なまま急いで注文するより、正しい寸法を確認してから進める必要があります。
採寸前にカーテンを買わないほうがよい理由
新居の間取り図に窓が描かれていても、それだけでは購入するカーテンの仕上がり寸法を正確に決められない場合があります。
カーテンを選ぶ際は、少なくとも次の点を現地で確認しておきたいところです。
- カーテンレールが設置されているか
- レールの種類や取り付け位置
- 固定ランナー間など、購入先が指定する位置の幅
- ランナーから床または窓枠までの高さ
- 掃き出し窓・腰窓など窓の種類
- ドレープとレースを何組用意するか
ニトリの公式採寸案内でも、現在使っているカーテン自体や窓だけを基準にするのではなく、カーテンレールを基準に幅を測る方法が案内されています。
そのため、旧居のカーテンと同じサイズをそのまま注文したり、間取り図だけを見て購入したりするのは避けたほうが無難です。
「まだ測れない」ときは商品選びだけ先に進める
前の入居者がまだ住んでいるなどの理由で、契約後すぐに採寸できないケースもあります。この場合は、カーテンそのものを注文するのではなく、採寸後すぐ決められるところまで準備しておくと時間を無駄にしにくくなります。
| 採寸前に決められること | 採寸後に決めること |
|---|---|
| 予算 | 購入するサイズ |
| 色・デザインの候補 | 既製サイズで対応できるか |
| 遮光・遮熱など必要な機能 | オーダーが必要か |
| 購入する店舗・通販サイトの候補 | 実際の納期と受取日 |
| ドレープ・レースをそろえるか | 必要枚数 |
この進め方なら、採寸後にゼロから探す必要がありません。「サイズだけ最後に確定する状態」にしておくのが、入居日が決まっている引っ越しでは効率的です。
入居初日に間に合わないなら本命を焦って買わない
採寸できたのが引っ越し直前で、希望するオーダーカーテンが間に合わないこともあります。
この場合は、サイズやデザインを妥協して高価なカーテンを急いで注文するより、「初日の目隠し」と「長く使う本命」を分ける方法があります。
- 旧居のカーテンが使えそうなら一時的に持っていく
- 必要な窓だけ既製品で先に対応する
- 賃貸物件では原状回復に影響しない簡易的な目隠し方法を検討する
- 入居後に再採寸してから本命のオーダーカーテンを注文する
特に夜は室内の照明によって外から室内が見えやすくなるため、少なくとも寝室やリビングなど外から見えやすい窓は、入居初日から目隠しできる状態を目指したいところです。
旧居のカーテンを仮利用する予定なら、荷造りの早い段階で外してしまわず、旧居で目隠しが不要になるタイミングまで残しておくと使いやすくなります。
高層マンションでは防炎カーテンが必要か先に確認する
マンションへ引っ越す場合は、サイズだけでなく防炎性能の条件にも注意が必要です。
消防庁によると、消防法では高さ31mを超える高層建築物などで使用するカーテン等について、一定の防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務付けられています。東京消防庁も、高さ31mを超える高層マンションでは居住している階にかかわらず、使用するカーテン等を防炎物品にする必要があると案内しています。
「自分は低い階だから関係ない」と階数だけで判断せず、建物自体が対象になるかを管理会社・管理規約などで確認してから購入すると、買い直しを防ぎやすくなります。
引っ越し準備ではカーテンを「後で買う家具」と分ける
ソファや追加収納は、実際に住んでから広さや生活動線を見て決める方法もあります。一方、カーテンは入居初日から目隠しに使うため、同じ家具・インテリアでも購入順を分けたほうが考えやすくなります。
カーテン以外も含めて購入順を整理したい場合は、賃貸に引っ越しの際の家具はいつ買うかを入居日から逆算した記事も参考になります。
引っ越しのカーテンを買うタイミングを判断するチェックリスト
いつ買うか迷ったら、日付だけを見るのではなく、次の順番で確認してみてください。
- 新居を正確に採寸できるか
- 既製品で合うサイズがあるか、オーダーが必要か
- 注文した場合の実際のお届け日がいつか
- 入居初日に取り付けられるか
- 防炎など物件側の条件を満たしているか
5つとも確認できていて、入居初日までの受け取りが見えているなら、その時点が購入を決めやすいタイミングです。
反対に、まだ採寸できていないなら、引っ越し日が近くても本購入を急ぐ必要はありません。候補だけ絞り、採寸後すぐ注文できる状態を作っておくほうがサイズ違いを避けやすくなります。
まとめ|採寸できた日を起点に、入居初日から逆算する
引っ越しのカーテンをいつ買うかは、「入居の○週間前」と一律に決めるより、採寸できる日と商品の納期をつなげて考えるほうが実際の購入判断に使えます。
- 採寸前は本購入を急がず、商品候補を絞っておく
- 正確に採寸できたら既製品かオーダーかを決める
- 既製品は在庫と受取日、通販なら配送日まで確認する
- オーダー品は表示されている実際の仕上がり・配送予定日から逆算する
- 本命が間に合わない場合は、初日の目隠しと本命購入を分ける
- 高さ31mを超える高層マンションなどでは防炎物品の条件も確認する
カーテンは、安く買える時期を待つことより、必要なサイズが確定し、入居初日までに使える状態にできるかを優先したいアイテムです。購入時期は必要日だけでなく、在庫・納期・購入方法・物件条件によっても変わります。この記事は一つの判断方法として参考にし、最終的には購入する販売店の最新の納期・返品交換条件や、物件の管理規約などを確認したうえで決めてください。

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